【熊野】女子ソフトボール「JDリーグ」の参加チームと大学強豪校による交流戦「熊野オープン」が1日、三重県熊野市有馬町のくまのスタジアムなど5会場で始まった。全国から18チームが集結し、熊野に球春の到来を告げた。4日まで。
4月のリーグ戦開幕を前に、市などでつくる実行委員会が毎年開き、今年で27回目。昨季JDリーグ年間王者のトヨタ(愛知県豊田市)や準優勝の日立(横浜市)など同リーグの14チーム、中京大学(豊田市)など大学4校が参加する。
この日、三重県勢2人を擁する豊田自動織機(愛知県刈谷市)は、東京五輪金メダリスト後藤希友が新加入した戸田中央(埼玉県戸田市)と対戦。同点で迎えた七回裏、6番池上桃花=神村伊賀=が2点本塁打でサヨナラ勝ちを決めた。
池上は「打撃の感覚は良くないが、しっかり振り切れた。今季はベストナインを掲げる中、良いスタートを切れた」と強調。4番佐藤友香=津市出身=は「スイングや守備は好感触。走攻守にこだわり、日本一に貢献したい」と話した。
このほか、山田柚葵=伊勢学園=擁するトヨタは1勝1敗スタート。吉村凜=津商業=が所属するIPU・環太平洋大(岡山市)は2敗だった。大会第1試合は午前9時からで、最終日を除いて各チーム1日2試合。観戦は全試合無料。