伊勢新聞

町制70周年記念ロゴ完成 玉城中美術部員がデザイン 三重

【辻村町長(左端)に記念ロゴを手渡す玉城中の美術部員=玉城町役場で】

【度会郡】4月に町制70周年を迎える三重県玉城町の記念ロゴマークが完成した。町民とともに70周年を盛り上げていこうと、町が地元の玉城中学校美術部に作成を依頼。部員らが田丸城跡の石垣や町の花「桜」、特産品の玉城豚などをデザインし、町の魅力をロゴに詰め込んだ。

ロゴは昨年11月ごろから制作を始めた。美術部員30人が「玉城町といえば何が有名か」を考えながら案を出し合ってデザインを決め、2年の高田琥白さん、中野柚羽さん、川原明紗さんが中心となって仕上げた。

数字の「7」に石垣を描き入れ、町内の農畜産物直売所「ふるさと味工房アグリ」の玉城豚をモチーフにしたマスコットキャラクターの顔の周りに桜の花びらを描き、数字の「0」を表現。「TAMAKITOWN」「ANNIVERSARY」の文字も添えた。30人それぞれが実際に色付けし、デザインに合う色を決めた。

町役場で28日、記念ロゴ贈呈式があり、高田さんや中野さん、川原さんが辻村修一町長に完成したロゴを手渡した。

辻村町長は「子どもたちが町のことをよく理解してくれている。町の未来に向けていいデザインのロゴを作ってもらい、ありがたい」と喜んだ。

美術部員3人は「色のメリハリを出すことや石垣らしくなるようにこだわった」「みんなに愛されるロゴマークになれば」などと話した。

今後は町の広報紙4月号でロゴを紹介。来年度に予定している70周年イベントやグッズ、チラシなどに活用する予定。

【玉城中美術部が作成した町制70周年記念ロゴマークの原画】