
【伊勢】カードゲームを通じてSDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ出前授業が27日、三重県伊勢市の倉田山中学校で開かれた。あいおいニッセイ同和損害保険三重支店(津市)の社員らが指導役となり、1年生約110人が参加した。
ゲームは、生徒らが3、4人ずつ、農業や製造業、金融業など10業種のチームに分かれて実施。各チームは、「環境負荷が少ない製造方法へ転換する」「子ども食堂を開設する」など、カードに記載された課題を達成するため、戦略を練ったり、ほかのチームと交渉してポイントを獲得し、楽しみながらSDGsの目標達成に向けて何をするべきかを考えた。参加した中村龍生さん(12)は「難しかったけど、楽しかった。お金の重要さやうまく交渉する大変さが分かった。将来に生かしたい」と話した。
三重支店の藤森宗高支店長は「持続可能な社会の実現に向け、一人一人ができることを考えるきっかけにしてほしい」と話していた。
授業は、同社と市が昨年に締結した包括連携協定の一環として、初めて開かれた。