
【松阪】三重県立松阪商業高校(松阪市豊原町)の総合ビジネス科3年浅井望愛(みちか)さんが、全国商業高等学校協会が主催する検定9種目のうち8種目に合格する快挙を挙げた。
全商検定には情報処理検定ビジネス情報部門や簿記実務検定、会計業務検定、商業経済検定など9種目ある。8種目合格は昨年度、全国で182人にとどまり、県内では2人の難関となっている。
同校では産業界で活躍する人材育成に向け、資格取得の指導に力を入れているが、全商検定八冠は令和に入ってから初めてとなる。
浅井さんは「目標にしていた英語検定を含めた9冠を達成できなくて悔しいけど、松商で久しぶりの8冠でうれしい」と喜び、「家でひたすら自習した。大学受験と検定と学校の試験の勉強が重なった時、大変だった」と振り返った。鈴鹿医療科学大学に進学し、作業療法士を目指すという。