
【伊勢】羽毛製品を回収して災害支援のために寄付する「UMOU災害支援プロジェクト」に参画する羽毛素材メーカー、河田フェザー(三重県明和町山大淀)は27日、プロジェクトの活動に貢献したとして、県中南勢地域拠点のサッカーチームFC伊勢志摩に、チーム活動費10万円を寄付した。
同プロジェクトは、伊勢市の市民団体「おもいやりプロジェクト」が実施。伊勢、志摩両市内の社会福祉協議会やリサイクルセンター、賛同企業など計33カ所に回収ボックスを設置し、使わなくなった羽毛製品を回収するもの。平成30年に始まり、回収した製品は河田フェザーが買い取って、製品として再利用。その収益は災害支援などに役立ててもらおうと、おもいやりプロジェクトから市に寄付している。
FC伊勢志摩は試合会場での羽毛製品回収やチラシ配布などによる啓発で、UMOU災害支援プロジェクトでの河田フェザーの活動に協力している。
この日は伊勢市宮町の寝具店「眠り屋ヒラマツ」で贈呈式があり、河田フェザーの河田勝幸取締役が、チームを代表してゴールキーパーの増田将(たすく)選手に目録を渡した。
河田取締役は「ご協力に感謝している。皆さまに回収していただいた製品を活用して、今後も末永く使ってもらえるようつなげていければ」と感謝し、増田選手は「地域に根ざしたチーム作りを目指す中で、貢献を実感できる活動に協力できてうれしい。サッカーでも全力を尽くして結果を残していく」と話した。