
【四日市】四日市商業高校(三重県四日市市尾平町)情報マネジメント科3年の芝田来瞳(くるみ)さん(18)が、全国商業高校協会(全商)が主催する検定試験の全9種目で一級に合格する「9冠」を達成した。
芝田さんは1年の時の令和4年9月に情報処理(ビジネス情報部門)に合格したのを皮切りに、同6年12月までに9つ全てをクリアした。本年度「9冠」を達成したのは全国で77人、県内ではわずか2人という。昨年4月には、情報処理の国家試験「基本情報技術者試験」にも合格している。
9冠を達成したことについて、3年間クラスの担任として見守り続けてきた柏木久美子教諭(57)は「すごく努力していたので、驚きはなくて納得した。うれしいし、誇らしい」と喜んだ。
今日3月1日、芝田さんは学びやをあとにする。市内の企業に就職するという。柏木教諭は「彼女のことは自信を持って、社会に送り出せる」とエールを送る。
芝田さんは「(9冠達成は)自信になった。何事もあきらめず、これからいろんなことに挑戦していきたい」と話した。