カンツバキ奉納、植樹 日本造園組合連合会、伊勢神宮内宮で感謝祭 三重

【カンツバキを担いで宇治橋を渡る参加者ら=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】全国の造園業者でつくる日本造園組合連合会は28日、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮で造園感謝祭を開いた。県産のカンツバキを奉納し、神苑に植樹した。

この日は、全国から関係者約500人が参列。白い作業着に身を包んだ同連合会中国ブロックの青年奉仕団がカンツバキを担ぎ、宇治橋を渡って神楽殿に奉納し、参拝後、神苑の参道沿いに植えた。

樹木への感謝と業界の発展を願い、昭和52年から木の奉納と剪定奉仕を続け49回目となる。今回は、高さ約50センチのカンツバキ30本を納め、前日には神苑の木の剪定作業をした。

中国ブロック実行委員長の山本優さん(51)は「庭師として神宮神苑の木を剪定できるのは貴重な経験。日頃の感謝の気持ちを込めた」と話していた。