
【多気郡】三重県の久保行央多気町長は26日、町役場で記者会見し、令和7年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比31・1%増の133億9565万円で、過去最大規模となった。
久保町長は「3つの保育園を統合して9年度開園するこども園整備事業などで過去最高、身の丈を超えた規模になった」と説明した。
歳入は、町税24億6900万円、地方交付税26億8千万円、繰入金12億4782万円、町債30億3230万円。
町債残高見込みは7年度末で94億4957万円。
主な事業として、統合こども園整備事業に27億9292万円、ヴィソン周辺などに太陽光発電を設置する脱炭素先行地域づくり事業に4億7786万円、防災行政無線機能強化事業に3億6821万円をそれぞれ充てた。
新規事業として、優先避難所Wi―Fi設置事業(108万円)や、廃棄物を出さない生分解性マルチ利用促進事業費補助金(50万円)、移住に結びつけるふるさとワーキングホリデー事業(100万円)に取り組む。
また、子ども医療費助成対象年齢拡大(1439万円)と地域おこし協力隊報償費(1600万円)は拡充。2回目となる全国高校生ガストロミー甲子園大会事業費補助金に2千万円を計上した。