小津安二郎生誕120年記念活動を冊子に 三重連絡協議会、津市長に贈呈

【前葉市長(中央)に冊子を贈呈した田川会長(左から2人目)ら=津市役所で】

【津】三重ゆかりの映画監督、小津安二郎(明治36年―昭和38年)の生誕120年、没後60年の令和5年を中心に県内各地で記念事業を展開した「小津安二郎生誕120年三重連絡協議会」の関係者が25日、津市役所に前葉泰幸市長を訪れ、活動をまとめた冊子2冊を贈呈した。

訪れたのは同協議会の田川敏夫会長(86)と、いずれも同協議会役員で構成団体の「彼岸花映画祭実行委員会」の志田行弘代表(77)、仲村せきを監事(77)ら。同協議会の3年間の活動の記録と、同実行委が美杉町など県内11カ所で実施した上映イベント「ぐるっと三重上映キャラバン2023」の記録の2冊を贈った。

田川会長は津、松阪、飯高町、伊勢の実行委員で協力体制を作った同協議会を「全国でも珍しい」とし「三重でいろんなイベントをやった記録を残したかった。それぞれに盛り上がった成果の記録」と話した。

前葉市長は小津の母方が美杉町出身であることに触れ「世界的に評価が高い小津さんが津市にご縁があり誇らしい。今後も顕彰をさらに盛んにして」と激励した。

両冊子の問い合わせは彼岸花映画祭実行委員会事務局=電話090(7618)7976=へ。