伊勢新聞

液体窒素に興味津々 鈴鹿で理科実験教室、児童ら物体変化学ぶ 三重

【下野教授(右)の実験を熱心に見る参加者ら=鈴鹿市白子町の鈴鹿高専で】

【鈴鹿】三重県四日市市松原町を拠点に、北勢地域で66カ所の学童保育所「日の本クラブ」などを運営する日の本福祉会(福士英実理事長)は24日、鈴鹿市白子町の鈴鹿高専で理科実験教室「温度が変わるとどうなるか?」を開き、同学童保育所を利用する小1―6年の児童と保護者ら計約50組が、物体の状態変化について学んだ。

理科実験やロボットのプログラミングなどを通じて、子どもたちの開発力を育むのが狙い。同高専の協力で年1、2回実施している。

この日は、生物応用化学科の下野晃教授が講師を務め、3回に分けて実施。液体窒素を使い瞬時にパセリやボールを凍らせるなど、固体や液体、気体といった物質の状態変化を分かりやすく見せる11種類の実験を披露。「液体が気体に変わると体積が増える」「気体の温度が変わると小さくなったり大きくなったりする」などと解説した。

参加者らは、興味深そうに下野教授の話を聞きながら、実験に見入っていた。

熱心に話を聞いていた鈴鹿市立玉垣小3年の樋口莉功君(9つ)は「理科が好き。今日は液体窒素の実験が特に面白かった」と話していた。