【三重郡】三重県の朝日町は21日、新年度当初予算案を発表した。一般会計は、前年度比8・5%増の49億3700万円で、過去最大規模。第6次町総合計画前期基本計画の最終年にあたり、厳しい財政運営が予測されることから、より一層の事業の選択と集中を行い、基本計画を着実に推進できるよう編成した。
また「町財政改革推進プラン」の2年目で、プランに掲げた具体的な取り組み事項を反映させた「予算要求基準」に基づいた編成を行い、財源確保のため交付税措置のある町債を発行するなど、財政調整基金の取り崩し額の抑制を図った。
歳入は、町税が同比6・2%増の21億4130万円。地方交付税は同比1・8%増の9億5100万円。財政調整基金の取り崩し額は同比72・5%増の1億9500万円、町債発行は同比89・2%増の8780万円となった。
歳出は、①誰もが健やかでいきいきと暮らせる②夢・希望に満ちた人づくりと歴史・文化の香る③安全・安心で快適な④活力とにぎわいのある産業の⑤町民と行政が一体となった協働の―まちづくりをテーマに実施。
主な事業は、中学生までの子ども医療費助成事業に7237万8千円、学童保育所運営補助事業に6774万5千円、基幹系業務システム標準化対応事業に1億2074万6千円、小学校タブレットPC更新事業に9501万円、三重北通信指令センターシステム更新事業を含む常備消防事務委託事業に1億6769万5千円、環境クリーンセンター負担金事業に1億1115万円―など。
3月3日開会の町議会3月定例会に上程する。