箱根駅伝走者招き教室 朝日陸上少年団、効率的なトレーニング 三重

【土器屋さん(中央)と一緒にグラウンドを走る団員たち=朝日町柿の朝日小学校で】

【三重郡】朝日陸上少年団は22日、三重県朝日町柿の朝日小学校で陸上教室を開いた。正月の箱根駅伝で10区を走った山梨学院大学陸上競技部の土器屋快都(どきや・はやと)さん(4年)を講師に招き、団員33人が指導を受けた。

団員らは、効率的に走るためのトレーニング方法を教わった。土器屋さんの手本に続いて、歩きながら肩甲骨回りを動かしたり、もも上げをして全力で駆け抜けたり。土器屋さんのさっそうとした走りを間近で見て、一緒にグラウンドを走った。

四日市市出身で、かつては野球少年だったという土器屋さん。陸上を始めたのは、四日市中央工業高校に進んでから。陸上の長距離では目立った実績のなかった四中工から箱根の常連校に進学し、大学最後の年に登録メンバー入りを果たし、念願の箱根路を走った。卒業後は地元に戻り、地方銀行に入行する。

土器屋さんは自身の経験を振り返り、「小さな目標を立てて成し遂げていくことで、大きな目標を達成することができる。みんなも目標に向かって頑張ってほしい」とエールを送った。

同校6年の後藤暖陽(はるひ)さん(12)は「トレーニングをした後は体が軽く感じたので、家でも取り入れたい。自分も箱根駅伝を目指す」と目標を掲げた。