
【亀山】三重県の亀山市消防本部(豊田達也消防長)は21日、同市野村4丁目の消防庁舎で、「第30回亀山市消防職員意見発表会」を開いた。
発表会は、在職10年未満の男性職員9人が、日頃の職務を通じての体験や業務に対する提言などを、持ち時間1人5分で順番に発表し、豊田消防長と豊田賢治消防部長、倉田利彦亀山消防署長の3人が、表現力や説得力などを総合的に審査した。
最優秀賞を受賞した、予防課の小菅誠也消防士長(28)は「予防のイロハ」と題して、「予防業務は火災の発生を未然に防ぐ重要な業務」と述べ、「若手予防業務従事者育成のためにも、『予防業務推進プロジェクトチーム』の発足を提案する」と発表した。
豊田消防長は「全体を通じて、提案や改善策など、よくまとめられていた」とし、「特に小菅消防士長の発表は、予防業務に携わる中で、職員の育成や現実的な課題について、説得力もあり素晴らしかった」と講評した。最優秀賞の小菅消防士長は、4月18日に熊野市で開催する「第48回三重県消防職員意見発表会」に、亀山市消防本部の代表として出場する。