伊勢新聞

入選写真など一堂に 四日市で日本光画会「光展」中部展 三重

【受賞作を紹介する加藤さん(左)=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】全国のプロ・アマ写真家で組織する日本光画会の中部支部(櫻木茂男支部長)は21日、三重県四日市市安島の市文化会館で、全国公募写真入選作品展「第59回光展」の「中部展」を開いた。応募総数950点から入選作146点と、無鑑査作品合わせて293点を展示している。24日まで。

写真歴25年という加藤武さん(85)は、北インド・タール砂漠のラクダ祭りでの人間模様を撮った文部科学大臣賞受賞作「帰り道」(3枚組写真)を出展。「ゴルフでホールインワンを出したような気分。写真に興味を持ってもらえたらうれしい」と受賞の喜びを語っていた。

川邊秀子さん(90)は、関町のおけ職人の作業風景を撮った兵庫県教育委員会賞受賞作「伝統の技」を出品。また、2月初旬に急逝した中西一夫元支部長の遺作も展示している。

最高賞の日本光画賞、文科大臣賞受賞作をはじめ各県知事賞、市長賞など、見応えのある作品が来館者らの目を楽しませている。