
【尾鷲】三重県尾鷲市九鬼町の飲食店「海鮮バーベキュー浜焼き屋」は3月1日から、熊野灘に春を告げる「桜ブリ」のコース料理を提供する。約2カ月間の期間限定で、すしや鍋焼きで楽しめる。
同店は令和4年12月のオープン当初から、同町の九鬼漁港で水揚げされた桜ブリの定食を用意してきた。今季はよりぜいたくに味わってもらおうと、初めて11品のコース料理で提供する。
コース料理では、桜ブリは脂の乗ったトロを刺し身、身の締ったハラミをしゃぶしゃぶで味わえる。甘タレが絡んだ同町の郷土料理「べっこうずし」も用意。白子は鍋の具材として投入する。
料理には東紀州の食材をふんだんに使用。紀北町産「渡利カキ」の酒蒸し、地元農家らが栽培するシイタケの半身焼きのほか、尾鷲港で揚がったマダイや御浜町産のミカンなども取り入れた。
同店代表の鈴木瑛二さん(38)は「九鬼の新鮮なブリを現地まで食べに来てほしい」と話す。コース料理は税込み6600円。4月下旬までの毎週土日に営業する。4人以上で平日も対応可能。
午前10時半から、午後1時から、午後5時からの3部制で、各部最大6人。完全予約制。予約は同店=電話080(2080)3080=へ。