
あいおいニッセイ同和損害保険(本社・東京都渋谷区)は20日、携帯簡易トイレ600個を三重県に寄贈した。県は防災関連のイベントなどで、啓発品として来場者に配布する。
同社によると、社会貢献を目的とした役職員らの募金から費用を捻出した。同社は平成26年から毎年、県に簡易トイレを寄贈。今回を含め、寄贈した簡易トイレは2万1400個に上る。
この日、県庁の防災対策部にあるシチュエーションルームで寄贈式があった。同社の藤森宗高三重支店長が楠田泰司防災対策部長に目録を手渡した後、楠田部長から感謝状を受け取った。
藤森支店長は「地域の課題解決に向けた取り組みを長く支援していきたい」とあいさつ。楠田部長は「能登半島地震でもトイレが大きな課題となった。寄贈は本当にありがたい」と述べた。