「肉料理に合うお茶」発売 松阪の深緑茶房、香ばしさとあっさりした口当たり 三重

【「肉料理に合うお茶」をPRする小林店長】

【松阪】三重県松阪市飯南町粥見の茶加工・販売「深緑茶房」(小林俊之店長)はこのほど、「肉料理に合うお茶」を発売した。新茶の茎を浅炒(い)りしたほうじ茶で、香ばしさとあっさりした口当たりが特長。

松阪牛とコラボして松阪茶の価値を高めようと企画し、松阪牛のすき焼きとの相性を考えた。お茶を提供している老舗料理店「牛銀本店」(同市魚町)が監修や試飲会を引き受けた。

アミノ酸が多く含まれる茎部分(かりがね)を炒り、熱に反応したアミノ酸と糖が甘みのある香り成分を生成する。脂肪吸収を抑制する茶成分のカテキンは、深いりすると減少するため、弱火で時間をかける浅いりを採用し、カテキン含有量を高めた。口の中に残る油分をすっきりさせるという。

小林店長は「食材に合わせたお茶の開発は初めて。松阪牛のブランド力を借りてお茶の価値を高めたい」とPRしている。

50グラム入り税込み648円。深緑茶房や牛銀本店で販売し、深緑茶房の通販サイトから購入できる。問い合わせは深緑茶房=電話0598(32)5588=へ。