【亀山】特殊詐欺被害を未然に防いだとして、三重県警亀山署(田名瀬孝代署長)は19日、亀山市野村4丁目の同署で、JA鈴鹿亀山支店白川サテライト店の早川弘喜店長(45)に感謝状を贈った。
2月6日午後4時ごろ、ワイヤレスイヤホンを使用し、同店を訪れた市内在住の60代の女性は、市職員を名乗る電話の相手と会話をしながらATM(現金自動預払機)を操作し、現金を振り込もうと何度もやり直していたため、女性職員が不審に思い、振り込みの中止を促し警察に通報。被害を未然に防いだ。
早川店長は「携帯電話で話す女性の不審な行動に、職員が声かけしたことで防ぐことができた。被害に遭わなくてよかった」と話した。
田名瀬署長は「職員の勇気ある声かけにより水際で防ぐことができ、女性職員の対応に感謝します」と礼を述べた。
令和六年中の同署管内の特殊詐欺事案は12件(前年比7件減)で、被害総額は約5690万円(同4570万円増)。