【伊勢】子育て支援に役立ててもらおうと、クリーニング店を運営する「デアドラSANCO」(本社・三重県松阪市)はこのほど、伊勢市社会福祉協議会に10万円を寄付した。
同社は、松阪と伊勢市でクリーニング店7店舗を営む。各店で、使わなくなった子ども用の靴を地域住民に募り、無償でクリーニング。クリーニングした靴を各店に並べ、来店客が300円募金すると好きな靴を持ち帰ることができる活動に取り組み、集まった募金は、子育て支援など地域福祉に寄付している。今回の寄付は、昨年1年間の募金と同社からの寄付金を合わせた。
同市八日市場町の福祉センターで、同社の岡田明子社長が社協の宮崎吉博会長に手渡した。岡田社長は「多くの方の協力があってできること。子どもたちのために役立ててほしい」と話した。
寄付は、生活困窮家庭の小中学生を対象とした学習支援事業の参加者に弁当を提供する「きっちんプロジェクト」の運営資金に活用される。