三重県議会は18日の代表者会議で、議員報酬を4月分から引き上げる方向で合意した。月内に関係条例の改正案を策定し、3月中に提出する方針。議員報酬の引き上げは29年ぶりとなる。
県議会によると、議員報酬の引き上げは、外部有識者でつくる特別職報酬等審議会(10人)の答申を受けた対応。報酬審は昨年12月、物価高などを理由に議員報酬の引き上げを答申した。
引き上げの幅は答申通りとする方針。議員報酬は月額で1万3千円増の84万3千円、議長は1万6千円増の103万6千円、副議長は1万4千円増の91万4千円となる見通し。
議員の期末手当も引き上げる方針。年間で0・05月分増の3・4月分とし、1人当たり12万5207円増の421万7107円とする。期末手当の引き上げは3年連続となる。
一方、県も17日の本会議で、知事ら特別職の月給と期末手当を引き上げる条例改正案を提出した。知事の月給を2万円増の130万円、副知事は1万5千円増の102万5千円に引き上げる。