「強盗犯」への対応確認 亀山署 百五銀で防犯訓練

【亀山署員が犯人役を務めた「防犯訓練」=亀山市北町の百五銀行亀山支店で】

【亀山】亀山署と百五銀行亀山支店は14日、亀山市北町の同支店で「防犯訓練」をした。同署生活安全課の野田哲平課長ら署員3人と阿部伸哉支店長ら行員約20人が参加した。

訓練は、野田課長が見守る中、署員が犯人役を務め、窓口の行員に模擬ピストルを突き付け、「金を出せ」「全員両手を頭につけて後ろを向け」と威嚇し、金を奪って逃走するまでを想定。

阿部支店長は「亀山署と合同での訓練を年1回、支店でも年1回実施している。行員一人一人が万一の時を想定し、犯人の特徴を覚えるため役割を分担し、防犯への意識付けをしている」と話した。

野田課長は「まずは、お客さまと行員の命を守ることが大事」と述べ、「日頃から、店内の防犯設備の点検やカラーボール、非常通報装置の位置の確認など行員同士が、情報を共有することも大切です」と講評した。

令和6年中の全国の金融機関強盗事案は11件で、うち銀行・信用金庫で3件、郵便局で8件発生している。県内での強盗事案は同5年から2年連続なかった。