サイクルトレイン期間延長 JR紀勢本線、3月15日から再開 三重

【サイクルトレインの列車内で固定具を付けた自転車=紀勢本線で】

JR東海は13日、今月24日までの紀勢本線の列車内に自転車を持ち込める「サイクルトレイン」の実証期間を延長すると発表した。観光客から好評で、来月15日から運行を再開する。

同社によると、自転車で各地を巡る「サイクルツーリズム」の一環。昨年5、6月は三重県の熊野市―新宮間、10月以降は紀伊長島―新宮間の土日祝日の定期列車を対象に、実証運行を継続している。

今回の運行は紀伊長島―新宮間の上下線全ての定期列車で、7月21日までの土日祝日に全駅で乗降可能。事前予約や運賃以外の追加料金は不要で、着席時に固定具を自転車に取り付ける。

同社は現在の実証運行で、先月19日時点での利用者は90人とした上で「1日当たりの利用人数は伸び悩んでいる。認知度の向上を図りながら引き続きニーズを調査したい」と話している。