持ち寄った食品、困窮世帯へ JA伊勢フードドライブ、社協に寄贈

【フードドライブで集まった食品などを贈った西村代表理事組合長(左)=伊勢市八日市場町の福祉センターで】

【伊勢】三重県のJA伊勢(本店・度会町)は13日、家庭で余っている食品を持ち寄って寄付する「フードドライブ」活動として、レトルト食品など約60点とコメ30キロを、伊勢市社会福祉協議会に贈った。生活困窮世帯や子ども食堂などに配布される。

JA伊勢のフードドライブの取り組みは3年目。管内5市7町の支店や店舗43カ所で、職員や組合員らに、家庭で眠っている未開封の食品や飲料の提供を呼びかけた。約2カ月間で、食品530点余りとコメ約210キロのほか、紙おむつ35袋が集まり、各市町の社協にも順次寄贈した。

西村隆行代表理事組合長らが、同市八日市場町の福祉センターを訪れ、食品を届けた。社協の宮崎吉博会長は「物価高騰で生活困窮家庭は増えている。継続した支援はありがたい」と感謝した。

西村代表理事組合長は「物価高に加えコメが不作となる中、多くの方に協力いただいた。困っている人に役立ててもらえたら」と話した。