有機農産物マルシェ、15日に尾鷲の熊野古道センターで

【ファーマーズマルシェをPRする担当職員=尾鷲市役所で】

【尾鷲】三重県の尾鷲市は15日午前11時から、同市向井の県立熊野古道センターで、全国の有機農産物や加工品が集まる「ファーマーズマルシェ」を開く。過去最多の約25団体が出店し、有機農業の理解促進を図る。

市によると、令和4年度に始まり、今年で3回目。同市で進める有機農業の指導者、道法正徳さんが提唱する栽培法「道法スタイル」を採用する全国の農業者らが、甘夏や蜂蜜、虎の尾しょうゆなどを販売する。

バレンタイン企画「尾鷲甘夏ピールのチョコフォンデュ」を先着500本で実施。尾鷲の農業をテーマとした道法さんら農業関係者4人の討論会のほか、尾鷲甘夏と虎の尾を使った餅を含む3俵分の餅まきもある。

尾鷲観光物産協会主催の地元4事業者の物産市との同時開催。市水産農林課の担当者は「全国の有機農産物を楽しんでもらい、今後の尾鷲の農業を考えるきっかけとなるようなイベントにしたい」と話している。