【津】絵画公募団体旺玄会(本部・東京)三重支部(奥山かず子支部長、会員17人)の小品展が12日、津市中央の三重画廊で始まった。30号までの油彩画を中心に32点を展示している。16日まで。午前10時―午後6時(最終日は午後5時まで)。入場無料。
同支部は津、松阪、志摩などの40―80代で構成しており本部展に出品する大作展と自由に描く小品展をそれぞれ年1回開催している。
青いドレスの人形や花を描いた「窓辺の詩」、近景と遠景が調和する「大王崎灯台の残像」、白髪の女性の横顔「母」、エッチングの小品「もみじばふうの実」など。同支部の創設者、故水谷朝義氏の遺作を模写した作品もあり、具象、抽象にこだわらずそれぞれの表現を追求している。
奥山支部長(74)は「作者ごとにまとめず絵面を中心に展示した。自由な画風を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけた。