桜の観賞楽しんで 熊野で4月6日イベント、露店やステージ 三重

【ポスターを手に桜覧会をPRする神川企画のメンバー=熊野市役所で】

【熊野】三重県熊野市神川町の旧神上中学校で4月6日、町内に咲く桜を楽しむ第5回「桜覧(さくらん)会」が開かれる。特産品販売の露店が並ぶほか、和太鼓演奏などのステージイベントも企画されている。

和歌山県境にある同町の七色ダムは、敷地内に約1000本のソメイヨシノが植えられた桜の名所。桜覧会は町内で春の訪れを感じてもらおうと、同町の地域おこし団体「神川企画」が平成30年に始めた。

当日は、鹿肉コロッケやアルコール類を販売する最大15店舗が集結。近畿大と武庫川女子大の学生らによる貸本屋のほか、地元3団体が和太鼓やダンスを披露するステージも用意した。

会場にはベンチが設置され、レジャーシートも貸し出す。雨天時は校庭など屋外を使わず、校舎と体育館を開放。午後6―同10時、校内約100本の桜を照らす「夜桜ライトアップ」も実施する。

同団体代表の田中慎吾さん(40)は「町は桜の名所として知られ、満開になると美しい。校舎で飲食やイベントを満喫しながら、リラックスして桜の観賞を楽しんでもらえれば」と話している。

同団体は来月10日まで出店者を募っている。問い合わせは田中さん=電話090(7485)3040=へ。