伊勢新聞

井村屋G、売上高394億円で過去最高 令和7年3月期第3四半期決算 三重

井村屋グループ(本社・三重県津市)は10日、令和7年3月期第3四半期(6年4月―12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6・6%増の394億2500万円で5期連続増収の過去最高となった。営業利益は同21・2%増の27億100万円、経常利益は同19・3%増の29億2800万円。純利益は同22・4%増の20億7100万円と2期ぶりの増益となった。

菓子カテゴリーや冷菓カテゴリーの売り上げが引き続き増加。主力商品の「あずきバー」シリーズは好調に推移し、過去最高の売り上げ本数3億300万本を達成した。また、井村屋フーズでの委託商品の受注も順調に推移した。

損益面では、原材料価格や物流費用が上昇する中、商品価格を改定するとともに、継続した生産性向上活動によるコスト削減を図ったことで営業利益率が向上した。

通期の連結業績予想に変更はなく、売上高は同2・6%増の495億円、営業利益は同2・5%増の26億円、経常利益は同7%減の27億円、純利益は同4・2%減の18億5千万円を見込む。