伊勢新聞

手回し発電機に挑戦 伊勢の北浜小で出前授業 三重

【ハンドルを回して発電する「手回し発電機」を体験する児童ら=伊勢市の北浜小学校で】

【伊勢】三重県伊勢市の北浜小学校でこのほど、環境や自然エネルギーについて学ぶ出前授業が開かれた。電機メーカー「パナソニックエレクトリックワークス社」(本社・大阪府)の社員が講師となり、4―6年生約30人が参加した。

授業では、同社CSセンターサポート推進部の山舩健さんが、二酸化炭素(CO2)の増加が地球温暖化の原因になることや温暖化が環境に及ぼす影響を説明。CO2を出さない自然エネルギー活用の重要性や、エネルギーを無駄なく使う「省エネ」に取り組む大切さを伝えた。体験では、児童らがソーラーパネルが付いた家の模型を通して太陽光発電の仕組みを学んだり、ハンドルを回して発電する「手回し発電機」に挑戦した。

参加した5年の藤﨑蓮矢さん(11)は「CO2が増えると地球が苦しくなるから自然エネルギーを使った方がいい。電気は大切に使いたい」と話していた。

授業は、市と同社が昨年結んだ環境教育に関する協定の一環で、市内で初めて開いた。