親亡き後、子どもの生活は… 障害者の保護者団体 亀山で研修会

【「親なきあと相談室」について講演する滝口総務企画部副部長=亀山東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

【亀山】亀山の市民団体「亀山親亡き後を考える会・つむぐ」(濱野芳美共同代表)は8日、亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで、「第3回研修会」を開き、会員ら15人が参加した。

同団体は、主に障害者の保護者らで構成。親が亡くなった後、子どもらが安心して生活するための研修会を開き、行政や社会福祉協議会など関係機関と連携を取り、情報を共有し学んでいる。

この日は、大分県社会福祉事業団の滝口裕子総務企画副部長を講師に招き、同事業団が運営している「親なきあと相談室」の取り組みなど事例を紹介し、「弁護士や司法書士などの専門員と連携を取り、仕組みなど知らないことを知ることが安心につながる」と促した。

濱野共同代表は「相続を含めた財産や生活面など残された子どもの将来が心配です。このような相談室があれば安心です」と話していた。