【伊勢】伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で８日、卒業作品展が開かれた。調理師科と製菓衛生師科の10人が、一年の学びの集大成として趣向を凝らした料理やスイーツを披露した。
調理作品は、伝統的なおせち料理やタイの御頭焼きを盛り込んだ和食のフルコース、華やかなパーティー料理などが並んだ。製菓は、和菓子の「練り切り」で多数のパンダを表現した作品やイチゴをふんだんに使ったケーキなどが会場を彩った。作品展は一般公開され、販売コーナーでは、生徒らが作ったパンや総菜が人気を集めていた。
生徒たちは作品展に向け、メニューづくりや試作など約２カ月かけて準備してきた。来月には１年間の課程を修了し、それぞれの道を歩み出す。和食のコース料理を作った橋本琢さん(19)は「もう少し工夫できる部分もあったが、学んだ技術や知識を出し切ることができた。友人たちに料理を振る舞いたい」と話していた。