![web15◎P説・宇治山田商高2年木村さん 難関国家試験合格](https://www.isenp.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/25ae194c397199480fbe289f2511a7cc.jpg)
【伊勢】三重県伊勢市の宇治山田商業高校情報処理科2年の木村美友(みゆ)さん(16)が、国家資格「応用情報技術者試験」に合格した。難関資格の一つで、県内の高校生では唯一の合格者となった。
試験は、ITに関する知識だけでなく、開発技術や経営戦略など幅広い知識が問われる。実務経験のあるITエンジニアでも難易度が高い。
木村さんは、昨年10月に受験。午前の選択問題と午後の記述問題の計5時間かけて臨み、初挑戦で合格をつかんだ。合格率は県全体では23・9%で、高校生の合格は木村さんだけだった。
木村さんは、コンピュータ部に所属。これまで、情報処理技術の国家試験では、初級レベルの資格を取得している。今回の受験に向けては、夏休みごろから勉強をスタート。問題集を繰り返し解くなど、多い日は部活動で3時間ほど、自宅でも2時間ほど勉強してきたという。
「合格する自信はなかったので驚いた。仲間と一緒に頑張れたことがよかった」と笑顔をみせる。「資格取得は、目に見える成果が得られ勉強のモチベーションになる。ITに限らず、経済や語学などさまざまな分野を学び、自分に合った進路を探したい。次は、英検にも挑戦したい」と意欲を話した。