稲わらで鳳凰の巨像 松阪の国道368号沿いにお目見え 仁柿住民自治協が制作

【稲わらで造った鳳凰の巨像=松阪市飯南町下仁柿で】

【松阪】三重県松阪市飯南町下仁柿の国道368号沿いにこのほど、稲わらで造った鳳凰(ほうおう)の巨像がお目見えした。地元の仁柿住民自治協議会が制作し、5月中旬まで設置予定。

オブジェは地域活性化のため毎年造り、カエルやタヌキ、アマビエなどに続き9作目となる。今回は「未来に向かって大きく羽ばたくこと」を願い、鳳凰を取り上げた。

像は高さ約6メートル、最大幅約11メートル。骨組みを木や竹で作り、直径約3センチにした稲わら約5千束を取り付けた。32日間かけ、延べ210人が参加して仕上げた。

大和と伊勢神宮を結ぶ伊勢本街道沿いにあり、県内外から見物客が訪れている。先月30日には強風で左翼が折れ、首が曲がったが、すぐ修復。羽ばたく姿を見せている。