伊勢新聞

広報車用に軽EV寄贈 伊勢防火協が市消防本部に

【寄贈車両の前に立つ(左から)鈴木市長、石川会長、堀江武消防長=伊勢市楠部町で】

【伊勢】三重県伊勢市消防本部に5日、火災予防の広報活動などに使う予防連絡車として、軽電気自動車(EV)1台が寄贈された。

管内(伊勢市、玉城、度会各町)の企業や団体などが加盟する伊勢防火協会が、協会の積立金を活用して贈った。約20年使用した旧車両と入れ替える。

寄贈されたのは、日産自動車の軽EV「サクラ」。側面に市消防本部、後方に伊勢防火協会の文字が入っている。消防本部に配置し、広報啓発活動などに使われる。

同市楠部町の市防災センターで寄贈式があった。同協会の石川周平会長は、鈴木健一市長に目録やレプリカキーを手渡し、「EVの導入が防火防災活動に役立つだけでなく、クリーンエネルギーの啓発にもつながることを期待する」と話した。

鈴木市長は「車両を活用して防災啓発に取り組み、市民へ安心安全を訴えたい」と感謝した。