門下生140人の作品一堂に 書家近藤さん主宰5教室 四日市市文化会館

【門下生らの作品を紹介する近藤さん(手前)=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県鈴鹿市白子の書の教室「美文字cafeうみ教室」と市内4カ所の「光明書院書道教室」を主宰する書家近藤秋香さん(54)は7日、四日市市安島の市文化会館で、第5回「心を照らす書作展」を開いた。近藤さんと5教室の門下生約140人の掛け軸や額装、パネル作品など約350点を展示している。9日まで。

唐代中期の漢詩人白居易の句「春至」を行草体でしたためた掛け軸、松尾芭蕉の句「おもしろや今年の春も旅の空」の額装などが並ぶ。また、幼児から中3までの子ども門下生たちの書き初め作品や、子どもと大人それぞれが好きな一文字を書いてつないだ「一字書」の合同作品も展示している。

近藤さんは、行草体で表現した石川丈山の詩「富士山」など2点を出展。「楽しく書くことを大切にと指導しています。幼児から高齢者までの多様な作品を味わっていただきたい」と語った。