中国生成AIの利用を制限 三重県業務で 「ディープシーク」遮断 情報漏えい防止

一見勝之知事は7日の定例記者会見で、中国のスタートアップ企業「ディープシーク」が開発した生成AIについて、県の業務で利用できないように制限をかけたことを明らかにした。

県によると、制限をした理由は情報漏えいの防止。本庁や地域機関などにある約5500台のパソコンに6日からフィルタリングをかけ、ディープシークへのアクセスを遮断している。

県が昨年1月から運用している生成AIに関するガイドラインは、県の業務で使用する生成AIを「デジタル推進局が調達したもの」に限定。現状は「チャットGPT」を使用している。

一見知事はディープシークについて「情報漏えいが指摘されている」とした上で「アクセスを遮断したことにより、県庁との関係では問題がなくなったと思っている」と述べた。