伊勢新聞

子どもの貧困対策の支援に 伊勢の神都LC、市と社協に寄付 三重

【鈴木市長(左から2人目)と社協の宮崎会長(左端)に目録を手渡した西田会長(中央)=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の神都ライオンズクラブは5日、子どもの貧困対策の支援に役立ててもらおうと、市に30万円を、市社会福祉協議会に12万9049円を寄付した。

同クラブは昨年10月、市内の伊勢神宮外宮前広場で、キッチンカー約30店が出店したチャリティーイベントを開催。その収益を寄付にあてた。子どもの貧困支援として市に寄付するのは4年目。寄付は、生活困窮家庭の小中学生を対象とした学習支援事業に活用される。

市役所で、同クラブの西田弘哉会長が、鈴木健一市長と、社協の宮崎吉博会長に、それぞれ目録を手渡した。西田会長は「困窮家庭は増えていると聞く。少しでも役に立てれば。今後も、青少年の育成に向けた支援活動を続けたい」と話した。

鈴木市長は「どのような家庭環境であっても、子どもたちがしっかり学べる環境をつくっていきたい」と感謝した。