【伊賀】稲森稔尚伊賀市長が6日、三重県庁を訪問し、忍者市月間(2月)に合わせて市内で開くイベントをアピールした。忍者をイメージして制作した自らのコスチュームも披露。月間中の来訪を呼びかけた。
市は平成29年2月22日、忍者を生かした観光誘客などを進めると定めた「忍者市宣言」を発出。この宣言に基づいて2月を忍者市月間と定め、忍者に関連した事業を展開してきた。
今年の月間中には、飲食などのブースを設ける「忍マルシェ」を上野市駅前広場で新たに開催。上野図書館で忍者関係の図書を展示し、伊賀流忍者博物館では限定の御朱印を授与する。
このほか、市広報の2月号に忍者の特集ページを掲載。市内の小学校で忍者にちなんだ給食を提供し、市立上野北小では稲森市長が伊賀流忍者をテーマにした出前授業をする。
コスチュームは忍者をイメージし、手裏剣のデザインをあしらったかぶり物。稲森市長が私費で制作した。出前授業のほか、伊賀上野駅で観光客を出迎える際などに着用するという。
稲森市長はコスチュームについて「冗談ではなく、本気でやっている」と強調。「いつでもどこでも忍者に変身し、体を張って忍者市や伊賀市を世界に発信する」と語った。
忍マルシェは16、22両日の午前10時―午後3時。御朱印の授与は22日からで、20人分。月間に関する問い合わせは市観光戦略課=電話0595(22)9670=へ。