特殊詐欺事件「受け子」男を再逮捕 津署

【四日市】特殊詐欺事件の「受け子」として現金をだまし取ったとして、津署は5日、詐欺の疑いで、住所不定、無職田中誠士容疑者(20)を再逮捕した。

逮捕容疑は昨年10月15日午後2時15分ごろ、四日市市の近鉄川原町駅付近の路上で、鈴鹿市の80代男性から現金300万円をだまし取り、同17日正午ごろ、四日市市の近鉄富田駅付近の路上で、男性から現金300万円をだまし取った疑い。

同署によると、男性は息子を名乗る男に電話で「上司を妊娠させた」「サラ金で借金している」などと言われた。男の指示でそれぞれの駅に移動して「弁護士のおい」を名乗る田中容疑者に現金を渡したという。

田中容疑者は別の特殊詐欺事件で受け子をしたとして、先月15日に逮捕されていた。「やったことだと思う」と容疑を認めている。