小竹元市教育長が出馬表明 4月の鳥羽市長選

【鳥羽市長選への立候補を表明する小竹氏=鳥羽市の鳥羽商工会議所で】

【鳥羽】元鳥羽市教育長の小竹篤氏(69)は5日、鳥羽市大明東町の鳥羽商工会議所で記者会見し、任期満了に伴う4月6日告示、13日投開票の鳥羽市長選への立候補を表明した。市長選には現職の中村欣一郎氏(66)が3選を目指して出馬を表明しており、選挙戦となる見通し。

小竹氏は出馬理由について、「2年ほど前から現市政に対して違和感を覚え始めた。教育長として市長を支えるよりも、やるべきことがあるのではないかと感じ、行政の中に新しい風を吹かせたいと思った」と述べた。

今回の市長選の争点として、「中村市政2期8年を総括し、有権者に問うタイミング」「鳥羽の未来図を描き、実行できるのは誰か」の2つを挙げたほか、公約として、みなとまち再生▽若者世帯の定住▽鳥羽の暮らしを守る▽災害から鳥羽を守る―の4つを掲げ、「鳥羽を変えたい」と力を込めた。

小竹氏は同市桃取町出身。三重大教育学部を卒業後、教員として市内の小中学校に勤め、市教育委員会学校教育課長や鳥羽東中校長などを歴任。平成29年から昨年12月まで市教育長を務めた。