
【いなべ】日本航空(JAL)の客室乗務員(CA)で「JALふるさと応援隊」の講師2人による講座が4日、三重県いなべ市大安町石榑南の石榑小学校であった。5、6年生92人が受講し、5年生は「伝え方の大切さ」を、6年生はSDGs(持続可能な開発目標)について学びを深めた。
チーフキャビンアテンダントの丸山貴子さん(51)と、キャビンアテンダントの石黒風花さん(27)が講師を務めた。
5年生には、ゆっくり丁寧に話すことの大切さや、プラスの言葉がもたらす効果を説明。乗客の中に耳の不自由な人がいるときは、メッセージカードを書いて必要な情報や感謝の言葉を伝えていることなども話し、日常で使うあいさつの手話を教えた。
6年生のクラスでは、クイズを交えながらJALやいなべ市が行っているSDGsの取り組みを紹介した。
5年の川内陽仁(はると)さん(11)は「CAさんが工夫して情報を伝えたり乗客に接していることを知った。飛行機に乗る機会があったら、その様子をじっくり見てみたい」と話した。
同市ではJALが開く4種の講座を令和3年度から市内15の小中学校で、授業として取り入れている。本年度は、84回もの講座が開催された。