
【度会郡】三重県津市の現代美術作家、鈴木幸永さん(81)の約60年にわたる画歴を絵画やインスタレーション(空間芸術)など多彩な作品で振り返る個展が、南伊勢町五ケ所浦の伊勢現代美術館で開かれている。3月23日まで。火、水曜と2月6、13日、3月13日は休館。
鈴木さんは19歳ごろから、クロッキーや不透明水彩による制作を開始。県内外で個展を開き、作品を発表している。今回は80歳になったことをきっかけに、これまでの創作活動を振り返り、新たな一歩を踏み出そうと、1980-2020年の作品の中から30点を選んで展示した。
古い建築物の壁面にあった白い板や手作りの窓など、さまざまな素材を用いる技法「ミクストメディア」で表現した大作、乾燥させた魚を赤や金色の糸で装飾した作品、動物の生命力をテーマに壁土を塗ったキャンバスを使い、墨とベンガラで描いたフラミンゴなどのほか、木版画や水彩画も並び、作品の変遷を楽しむことができる。
鈴木さんは「上手に描くとか構成的に作るとか意識せず、集中力で作り上げた作品。ダイナミックな表現を感じてもらえれば」と話した。
入館料は一般700円、中高大学生500円、小学生以下無料。問い合わせは同館=電話0599(66)1138=へ。