神前小創立150周年式典 児童ら感謝込め合唱 四日市・三重

【合唱する5・6年生=四日市市曽井町の神前小学校で】

【四日市】三重県四日市市曽井町の神前小学校(児童数244人)で4日、創立150周年記念式典が開かれた。欠席者2人を除く5、6年生79人が合唱を披露し、地域の人たちに向け感謝を伝えた。

感謝や決意を伝える合唱曲「次の空へ」を披露。続いて児童を代表して6年の山田聖人さん(12)が「私たち6年生はもうすぐ卒業だけど、この学校が160年、170年、200年と続いていくよう愛し続けます。ここにいる皆さんとともに、これからもすてきな神前小学校をつくっていこう」と下級生に呼びかけた。

式典にはPTAの本部役員や地域の人らを招き、児童、教職員の計約270人が出席した。三輪真裕美校長はあいさつで「これまでの支援に感謝するとともに、今後も学校や子どもたちをずっと支えていただけたら」と述べた。

同校は、明治8年に曽井村の真教寺を仮校舎として開校した曽井学校が始まり。その後、現在の場所に移り、市町村合併で昭和29年に四日市市と合併し、四日市市立神前小学校になった。昨年3月までで、8692人が卒業している。