伊勢新聞

大関琴櫻関に福もらう 鈴鹿、椿大神社で節分豆まき 三重

【威勢良く福豆をまく琴櫻関(中央)ら=鈴鹿市山本町の椿大神社で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)は2日、佐渡ケ嶽親方(元琴ノ若)と大関琴櫻関を迎え、「節分祭・豆まき神事」を開いた。県内外から厄除招福を願う参拝者約4千人が訪れた。

豆をまく追儺役には、神男と全国各地から集まった年男、年女、厄年男女約80人と、大相撲の佐渡ケ嶽親方と大関琴櫻関が特別追儺役として参加した。

天と地に向かって2本の矢を射て一切の厄をはらう「弓の神事」の後、山本宮司の「福は内、鬼は外」の第一声で豆まきが始まった。

今年の神男・岡本隆史さん=同市小社町=らが、獅子堂前2カ所に設置した特設舞台から福豆10万袋、福扇450本、福銭、紅白餅、菓子などを威勢よくまいた。

境内は参拝者らで埋め尽くされ、大関から福を授かろうと舞台に向かって「琴櫻」「こっちに投げて」と声を掛けながら競って手を伸ばしていた。