スウェーデントーチ40個寄贈 尾鷲市に伐採業を営む2企業

【加藤市長(右)に目録を手渡す山邊社長(中央)と、トーチを手にする渡部さん=尾鷲市役所で】

【尾鷲】尾鷲市内で伐採業を営む2企業は31日、森林整備で生じた未利用材から北欧伝統の薪(たきぎ)「スウェーデントーチ」40個を作り、同市に寄贈した。防災用品として備蓄する予定。

寄贈したのは、同市光ケ丘の山辺伐採サポートと同市桂ケ丘のワタナベース。細かく切断した放置、廃棄処分される伐採木の活用法を両社で検討し、先月27日に市へ寄付採納を申請した。

トーチは、両社が地域住民らの依頼で伐採した東紀州のスギやヒノキを採用。ワタナベースの渡部拓臣さん(36)が加工した。直径10―20センチ、高さ約30センチで、2―3時間使用できるという。

この日、市役所で目録受贈式があり、両社から目録を受け取った加藤千速市長は「大規模災害での停電やガスの遮断時に役立つ。市民の安心、安全に寄与いただき、うれしく思う」と語った。

山辺伐採サポートの山邊穂高社長(39)は「災害で陸の孤島となりやすい地域に置いてほしい。自衛隊などの救助が来るまでの最初の数日間、暖房や調理などに活用してもらえれば」と話した。