スマホの正しい使い方学ぶ 東員第二中生徒、学生に聞く

【学生らの問いかけに手を上げて答える中学生たち=東員町城山の東員第二中学校で】

【員弁郡】東員町城山の東員第二中学校で31日、「正しいスマートフォンの使い方」と題した講座があった。スマホや交流サイト(SNS)でトラブルや犯罪に巻き込まれないように、2年生91人が正しい使い方を学んだ。

高田短大(津市)ボランティア部のサイバー防犯チームの四人が講師を務めた。部長の田中幸来(しあら)さん(20)らが、スマホを使いすぎると視力低下や姿勢の悪化、記憶力も低下するなど体や学力にも影響が出ることや、SNSに投稿する際の注意点など、クイズを交えながら解説した。

学生らは「スマホは決して悪者ではない。友達とつながることができたり、勉強にも活用できる。自分でルールを決めて、賢く安全に使おう」と話した。

続いて県警本部サイバー犯罪対策課の担当者が、SNSを介して特殊詐欺や強盗に加担する「闇バイト」への注意を呼びかけた。

講座は、町青少年育成町民会議「子どもSNS対策推進部会」と同校が、県教育委員会が推進するプログラム「まな便(まなびの宅配便)」を活用し、開いた。