【桑名】損害保険ジャパン三重支店(津市栄町)は30日、桑名市長島町の長島総合自動車学校で「SOMPOパークみえ@桑名」を開催した。安全運転のための体験や講習などが行われ、県内を中心に約700人が参加した。
イベントは、デジタル技術を駆使した交通システムの革新(交通DX)と運転寿命延伸の両立を目指す損害保険ジャパンの取り組みの一環。令和元年より自動運転の実証実験を行っている桑名市や県警、県内自動車販売会社らも協力した。
イベントでは安全装置を搭載した自動車の試乗やライザップの協力による運転寿命延伸を目指す健康体操、眼の動きから運転能力を測定する「メデミルドライブ」体験などをブース毎に実施。自動運転バスの試乗も行われた。
またイベント内で行われた「交通DX座談会」ではティアフォー(愛知県名古屋市)の岡崎慎一郎氏、アイサンテクノロジーの佐藤直人取締役、県や桑名市、長野県塩尻市の担当者らが地域の交通課題や次世代のモビリティサービスについて意見交換。交通DXに積極的に取り組む塩尻市の事例や、自動運転の導入による地域の活性などについて議論を交わした。
損害保険ジャパン三重支店の神村晋介支店長は「多くの方にご参加いただきありがたい。こういった機会を通じて交通DXの取り組みを知っていただくと同時に、安全に車に乗っていただけるような社会実現のために役立てば」と期待した。