三重県南伊勢町の旧南勢町海域でマガキとヒオウギガイから食品衛生法の規制値を超える麻痺性貝毒が検出されたとして、県は30日、同海域の養殖業者に出荷の自主規制を要請した。
県によると、マウスを使って実施した検査で判明。体重60キロの人がマガキで17―114個、ヒオウギガイで3―19個を食べた場合、中毒症状が起こる恐れがあるとしている。
同海域では令和5年と6年にも規制値を超える麻痺性貝毒が検出され、県が出荷の自主規制を要請していた。要請の解除には、週1回の検査で3回連続で規制値を下回る必要がある。