【熊野】三重県熊野市井戸町の東紀州地域振興公社は31日正午、東紀州のサイクリング情報を一元化したウェブサイト「東紀州サイクリング」を開設する。東紀州にサイクリストを呼び込み、観光誘客につなげる狙い。
同公社によると、東紀州5市町や同公社は昨年3月、自転車で観光地を周遊する「サイクルツーリズム」の推進計画を策定。同公社は計画に基づき、モデルルートの作成やサイクリスト受け入れ環境の整備を進めた。
サイトは、サイクルツーリズムを推進する「自転車キャンプツーリズム協会」に制作を委託。同公社が作った14種類のモデルルートは道案内や計測ができるほか、沿道の観光地や飲食店を写真付きで紹介している。
サイクリストが快適に過ごせる「サイクリストにやさしい施設」は、休憩所「サイクルステーション」と宿泊施設の全44カ所を公開。レンタサイクルを導入する7施設や、自転車関連のイベント情報も掲載する。
東紀州の令和4年度のレンタサイクル利用者数は525人。同公社の濵口圭次長兼観光課長は「東紀州でのサイクリングの魅力を集約したサイトとなった。これまで以上に観光客の来訪が期待できる」と話した。
サイトは添付のQRコードから閲覧できる。問い合わせは同公社=電話0597(89)6172=へ。