【四日市】シニアサークル「男の囲炉裏(いろり)端」の会(志田米蔵代表)は30日、三重県四日市市蔵町の市なやプラザで「在宅医療啓発講座」を開いた。在宅医療について学ぶ一般市民に向けた公開講座で、13人が参加した。
講座は市在宅医療啓発活動補助対象事業。四日市羽津医療センター付属訪問看護ステーションの訪問看護認定看護師、東川亜依子さん(52)が講師を務めた。
東川さんは、全国的に四日市市は在宅医療の提供体制が整っていると紹介。在宅療養する人を支える医療・介護スタッフの役割、介護保険で利用できるサービスの内容や申請の手順、みとりでのケアについて話した。人生の最終段階でどのような治療やケアを望むか、前もって家族や医師と話し合う「人生会議」の大切さを伝えた。
参加者からは「市内で在宅医療に取り組む医師を教えてほしい」「要介護認定を見直す機会はあるのか」と質問が寄せられた。
参加した女性(70)は「介護保険の申請方法やサービスについても詳しく話が聞けて、勉強になった」と話した。