児童ら行政相談制度学ぶ 伊勢・北浜小で出前教室 三重

【行政の役割や行政相談制度について講義を受ける児童ら=伊勢市の北浜小学校で】

【伊勢】行政への要望や相談を受け付ける行政相談制度について学ぶ出前教室が29日、三重県の伊勢市の北浜小学校で開かれ、6年生7人が、行政の役割や相談制度について理解を深めた。

出前教室は、総務省の三重行政監視行政相談センター(津市)が、制度の周知を図り行政や地域社会に関心を持ってもらおうと、県内の学校で開いている。同市では初めて。

この日は、同センター業務係長の中井賢さんが講師となり、行政の仕組みや生活との関わり、行政の困りごとを聞く行政相談委員などについて解説。道路の補修など、実際の相談事例についてもクイズを交えて説明した。市内で活動する5人の行政相談委員も紹介し「行政相談することで町が良くなる。困ったことがあれば相談してください」と呼びかけた。

授業を受けた中村芽衣菜さん(12)は「道路の整備など、身近な暮らしに行政が関わっていると学んだ。困ったときは相談できると分かった」と話していた。